さーみsa-mi’s 子育て・人生ダイアリー

子育てや人生における自分の思いなどあれこれ書いてます。

今や10人に1人!~私の産後うつ体験記~

こんばんは。

今日は風邪気味だった長女の

2週間ぶりの一時保育でした。

午前中は、次女と2人、体力温存しながら

穏やかな時間を過ごせました。(*´▽`*)

2歳児の外出したい!という要望に

抱っこひもで次女を連れながら対応するのは、

なかなか体力がいるんですよ・・・(*´Д`)

 

さて、今日は「産後うつ」の話。

 

朝のニュースの特集

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NHKで放送された産後うつ特集。

今や、10人に1人が産後うつを発症すると言われています。

特に産後1~2週間はホルモンバランスの乱れにより

お母さんの精神状態は不安定になりがちです。

 

加えて、産後間もないころは

自分の体調も不完全な中、慣れない赤ちゃんとの生活

実家や義実家に頼れない孤独な環境

さらに、2、3時間おきの授乳で睡眠不足

 

そりゃ、こんな状況で毎日赤ちゃんにギャン泣きされたら、

どうしていいのか分からずに自分も泣きたくなりますよ。

結果、お母さんは自分を責める。

助けを求めたくても、できない環境に陥ります。

自分からこの世を去るという最悪のケースもあります。

 

私の産後生活~長女編~

初めての出産。

長女が無事に生まれてきてくれたときは

ようやく会えた!という感動と幸福感でいっぱいでした。

samisamiism.hatenablog.com

出産した当日は、ナースルームで預かってもらい、

次の日から母子同室!!( *´艸`)

 

しかし、事件は産後2日目の夜に起きたのです。

夫と私と生後2日目の長女の3人で寝ていると

なんだか、赤ちゃんの呼吸が変・・・( ゚Д゚)

肩で息をしているような・・・

初めての赤ちゃんとの生活でこれが異常なのか

どうかも分からない・・・

 

不安いっぱいでナースコールを押すと

看護師さんが来てくれて、赤ちゃんに聴診器をあてて一言。

「念のため、今夜一晩預からせてください」

私、夫「えー!!」( ゚Д゚)

 

私が入院していたのは総合病院でした。

翌日、産科の先生の診察→小児科へ

診察の結果は

一過性多呼吸

新生児の一過性多呼吸(新生児の急速呼吸、新生児湿性肺症候群)は、出生後、肺の中に過剰の液体があるために一時的な呼吸困難が起こって、血液中の酸素濃度が低くなる病気です。

  •   

    この病気は通常、陣痛が始まる前に行われた計画的な帝王切開により予定よりほんの数週間早く生まれたか、予定通り生まれた新生児に起こります。

  •   

    この病気の新生児の呼吸は速く、息を吐くときにうめくような音を出し、血液中に酸素が十分にないと皮膚が青みがかった色になります。

  •   

    症状に基づいて診断し、胸部X線検査によって確定します。

  •   

    一過性多呼吸を起こした新生児の多くは、2~3日以内に完全に治ります。

  •   

    一過性多呼吸を起こした新生児の多くは酸素を投与され、中には呼吸の補助を必要とする児もいます。

  

一過性多呼吸の新生児は、呼吸が速くなる、息を吸い込む際に胸壁がくぼむ、息を吐き出す際にうめくような音を出すなどの呼吸困難を起こします。血液中の酸素濃度が低くなった場合は皮膚が青みがかった色(チアノーゼ)になります。胸部X線検査で肺の液体が増加しているのがわかります
http://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/23-%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E4%B8%8A%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E6%96%B0%E7%94%9F%E5%85%90%E3%81%AE%E5%95%8F%E9%A1%8C/%E4%B8%80%E9%81%8E%E6%80%A7%E5%A4%9A%E5%91%BC%E5%90%B8

なんと、NICUに入ることに!!(ノД`)・゜・。

samisamiism.hatenablog.com

 

産後の私のココロの中

赤ちゃんがいない病室でぽつんと1人。

この時の私は、何がいけなかったのか?

を自問自答するとともに、赤ちゃんを健康な体に

産んであげられなかったことをひたすら責めました。

 

そして、大病院ならではの無神経さ。

赤ちゃんがいないのに、哺乳瓶の消毒と

お湯の交換に来ます。

赤ちゃんがNICUに入っているのに・・・

その度に涙が出ました。

 

さらに、念のため赤ちゃんがNICU

入ったことを両家に報告すると

「どうしてなの?容体は?大丈夫なの?」と質問攻め。

自分でも分からないことが多すぎなのに

イライラと心配が増すばかり。

 

NICUに面会に行くも、保育器の中で

小さな体に点滴をしつつ、呼吸用チューブを

鼻にあてているのを見るも涙。(ToT)

こんな小さな体に点滴なんて・・・

せっかく授かった命が消えてしまうのではないかと

不安で不安でたまりませんでした。

 

産後間もない頃だったので、看護師さんに

「母乳を届けてあげてくださいね」

「いつでも面会にきていいですよ」

「触ってあげると赤ちゃんが喜びます」

と言っていただきましたが、

いつ容体が急変するかわからない・・・

(といっても、一過性なのですが)

私はNICUに行くことが怖くなっていました。

 

そう、勝手に悪いほうに考えてしまうのです。

 

いよいよ退院(;_:)

産後5日目、赤ちゃんを残して私だけ退院。

これにも、空虚感が漂います。

だって、他のお母さんは赤ちゃんと一緒に

幸せそうに病院を後にしているのを目にするわけですから。

 

しかも、体はまだまだ産後の傷の痛みが残り、

その傷の痛みばかりか、心の傷もしくしく痛む状態。

(今思えば、この時期にゆっくりさせてもらえたなんて、奇跡!と思えます。)

 

赤ちゃん入院中も母乳を届け続けました。

それから、ようやく赤ちゃんと一緒に

生活できたのは産後2週間目からでした。

 

退院後に訪れたイライラのオンパレード

NICUにいたことを聞かれてイライラ

コレは、心の傷をえぐられる思いでした。

聞かれるたびに、ツラかった自分を

不憫な長女のことを思いだすのですから。

自分でも、うっすら涙がたまっていくのが分かりました。

 

②母乳育児とミルクの狭間でイライラ

入院中、NICUで哺乳瓶で母乳&ミルク生活だった我が子。

いざ、母乳育児!!と思っても

もう哺乳瓶以外受け付けてくれませんでした。

母乳育児のために、助産師さんのいる施設に行くも全くダメ。

そこで1日2時間の母乳トレーニングをするも

飲んでくれないのです。

 

そこで、母乳を諦めミルクに移行。

そうすると、言われることが

「なぜ、母乳じゃないの?出ないの?」

そのたびに、「飲んでくれないんです」って答える私。

母乳にしたくてもできない現実に自分を責める

+いちいち聞いてほしくないからイライラ。

 

母乳がいいのは百も承知だけど、できないんだよ!<(`^´)>

って何度ココロの中で叫んだことか。

 

③赤ちゃんを可愛がる祖父母にイライラ

コレは、私に動物的本能が目覚めた瞬間です。

よく産後の猫は子どもを守るために殺気だっていると言います。

この状態が私にも訪れました。

 

ようやく一緒に過ごせるようになった私と長女。

それを、初孫見たさに私から引き離すんです。

本当に私は「赤ちゃんを取られる!」って思ったんです。

そりゃ、抱っこは一時的なものだし、

必ずお母さんのところに返ってくるのは当たり前なのですが・・・

この時は、そう思えないのです。

正しくは、この人たちに抱っこしてほしくない

かもしれません。

 

祖父母はお互いに交代しながらいくらでも抱っこしてる。

だから、ミルクをお願いするしかなくなり、

お願いするんだけど、哺乳瓶はそのまま。

だから、いつも私が哺乳瓶を洗う。

 

そう、オイシイ所だけのいいとこどりなんです!

こっちは、寝不足になりながら赤ちゃんの世話を必死にしてる。

赤ちゃんと生活するって、可愛いだけじゃないのに・・・

こっちはツラい思いして過ごしてるのに・・・

それに、イライラ。

 

これらのイライラを解消するために

携帯で「産後うつ」を検索して

私だけじゃないんだ、イライラしてるのはって安心してたな。

 

産後うつって・・・

私の場合、長女がNICUに入って不憫に思った分なのか、

あまり泣かない育てやすい子だったからか

赤ちゃんにイライラすることは少なかったです。

 

お母さんや赤ちゃんの性格、その人の置かれている環境が

違うので人によって悩みの種は違ってくるでしょう。

 

だけど、明らかに言えることは、

産後は確実に不安定になる!!

この記事を書いたのも、多くの人にそれを知って欲しかったから。

 

明らかに出産前と出産後では精神状態が違うんです。

心が敏感になりすぎて、辛さが倍なんですよ・・・

いつもは、気にもとめないことが気にかかる。

そこをわかってほしい。

特に、お母さんの近くにいる人にこそ。

 

傷の痛みと初めての育児への不安もあります。

赤ちゃんが泣き止まないときもあります。

寝不足で家事が満足にできないこともあります。

自分のイライラに悩まされることもあります。

だから、できる人と比較しないでください。

 

赤ちゃんが生まれてきてくれて幸せなのは事実です。

でも、ツライときも多いんです。

ただ、「幸せでしょ。可愛い赤ちゃんと一緒にいられていいね」

って言われても100%頷けないときも多いんです。

確かに寝てるときや笑ってるときは天使(^^♪

 

でも、赤ちゃんって可愛いだけのぬいぐるみじゃないのも事実。

ギャン泣きしてたら、みんなはお母さんに「はい」で終わり。

当のお母さんは、泣き止ませるしかないんですから。

血がつながっているから、10カ月もお腹にいたからってできるもんじゃない。

みんな1からのスタートなんですよ。

 

こうやって、可愛いと大変の狭間を行き来しながら親子の絆を深めていくんだから。

 

世のお母さん方に尊敬の念を込めて・・・

おしまい。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました(^_-)-☆